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Wood heating is environmentally appropriate.

クリーンバーン燃焼とキャタリティックコンバスター(触媒)燃焼と、どっちが燃費良いのでしょうね?

結論から言ってしまえば、大きくは違わないと思う。 としか言いようが無いかな・・・
しかし、1日サイクルではたいして違わないけれど、1シーズンで考えると大きな差になるかも知れないね。

それぞれの薪ストーブの設計時に想定されたベストな燃焼で比較ということならば、コンバスター機の方がそのシステム上断然優位だろうけれど、日常的に使ってみてその差が明らかなほどの違いはなかなか感じられないかも知れないね。 薪ストーブのショールームじゃあるまいし、1軒に1台しかないのが普通だろうし、最初にクリーンバーンを導入した人は、こんなものかな? と思うだろうし、コンバスター機を導入した人だって初めての薪ストーブなら同じことで、漠然とコンバスター機の燃費の良さを感じるといった感じじゃないかな。 

そもそも正確に比較実験することは不可能だ! まったく同じ形、大きさのコンバスターとクリーンバーンの薪ストーブがあったとしても、全く同じ状態の薪というものは存在しないからね。 ただそうは言っても、ボクの場合は触媒付アンコールを自分なりにベストな状態で焚き上げた時、燃費の良さというか、燃焼持続性というか、そういうことがクリーンバーン機より優れているような実感がもてることがあるのは確かなのだ。

薪ストーブ焚きこなしてる?  06/03/24

ボクの周りにはクリーンバーン機よりも、バーモントキャスティングスやダッチウエストのキャタリティックコンバスター搭載機を焚いている人が多いのだけれど、今までに何度か機会があって友人・知人宅を訪問してみると、意外と皆さん焚きこなしていないことが多かったりするのだ。
せっかくの薪ストーブがその能力の半分しか活用されていないみたいな、実に勿体ないことだよね。 真冬以外はそれでも十分暖かいのだろうけど、外気温が常時氷点下の真冬日には、きっと心もとないんじゃないかなと思ってしまう。

なんでそうなのかというと・・・  訊いてみると大体が恐がっていることが多い。 薪ストーブの日本価格ははっきり言って相当にお高いもの、その上これが煙突含んだ工事費込み価格となると薪ストーブ本体価格の2倍以上になってしまうのが現状だから、 『 薪ストーブ = 高級品 』 となってしまう訳だね。 壊したくないという思いがとても強くなるんだと思う。 (実はそう簡単に壊れるものじゃないんだけどね) だから、大事に大事に焚かれてしまうということになり、結果、焚きこなせないでいると言うことになる。 これはコンバスター機に限らずクリーンバーン機を購入した方々にも言えることかな。

先日のお宅では2シーズン目というストーブを焚かせてもらったんだけど、何と焚き上げてみたら白っぽい煙モクモク、臭いプンプン! そう、塗料の焼ける臭いだね。 つまりこのお宅では2シーズン目に至っても新品のストーブを焼き切っていなかったということになる。 流石にボクもこれにはビックリした。 丁度良い訪問だったということになるかな(笑) (○○さん、ネタに使ってごめんなさいね)

例えばバーモントキャスティングスのアンコール、このトップ温度を250度(機種によって違うけど)程度でしか焚いてなくて、300度になんてしたことがないと言う。 ストーブ屋さんに300度以上上げないようにと言われたとも・・・ これじゃあ暖かくないはずだ。 焚き方を訊いてみると焚付け時から巡航運転?までもそろりそろり焚いているようで、つまり250度になったらエアーを絞ってしまうわけだね。 こういう風にして焚き上げた250度はあまり暖かくない。 (単純に鋳物にとっては負担が少なくて良いけれど)(笑)

400度超えは危険域だからあまりオススメできないけど、少なくともアンコールの場合400度まではまったく問題なしだね。 真冬日の寒い朝には、ボクは350度以上まで一気に焚き上げてしまう。 それからエアーを絞ってやるのだ。 その後は300度前後をキープするように焚いている。 こんな焚き方をすると、ストーブのすぐ前では暑くて寛げないほどになる。 けれど我が家の28畳のリビング全体が快適空間となる訳だね。

単に巡航温度250度と言っても焚き上げ方の違いで暖かさがまったく違ってくるのだ。

大きいことはイイことだ? その2  06/01/26

炉が大きいものの方が燃焼時間も長いから便利なのだ。
ボクの使っているアンコールとF100は能力差的には約2倍程度、だけど炉内体積は2倍以上ある。 燃焼時間はそれに比例するから、エアーを絞ってチョロチョロ焚いてみると・・・ アンコールはメーカーが言う10時間燃焼をほぼ達成してくれるのだ。 就寝前の21時に最後の薪を目一杯投入しておいて、翌朝6時には炉内にたっぷりの熾きが残っている。 F100では当然のことながらそれは無理というものだ。 せいぜいが4時間だろうね。 翌朝には跡形もなく熾きは消えうせ、ストーブ本体もすっかり冷え切ってしまっている。 だから焚付も毎朝ゼロからスタートしなければならないことになる。

大きいことはイイことだ?  06/01/24

大は小を兼ねないけれど、小は大をもっと兼ねない(笑)
部屋に合った薪ストーブを選択するというのはとっても難しいことだと思う。 ベストチョイス、これはある意味偶然の産物かもしれないね。 在来工法(木造軸組工法)1つとっても、昔と今じゃあ断熱性能は雲泥の差! 築30年の家と新築の家では比較にならない。 ましてや建築工法は2×4を代表とするパネル工法や、軽量、重量の鉄骨造、そしてRCまで多岐にわたるから、住宅性能は工法によってもまちまちとなる訳だ。  だから、薪ストーブを設置する部屋の広さだけで単純にチョイスすることは出来ないんじゃないかなと思う訳だ。
薪ストーブのカタログを見てみると、大抵の場合最大暖房面積という項があって、坪数や平米で表記してあるけれど、この数字が曲者なのだ。 鵜呑みにすると選択ミスするケースが多いみたいだね。 燃料が薪だけに最大出力を保つことは出来ないし、仮にずっとピークを維持できたとしても今度はストーブを傷めてしまうだろうね。 クルマだって出力とトルクの曲線グラフがカタログに載っているでしょ? だけど最高出力時のエンジン回転数はレッドゾーンぎりぎりだから、飽くまでもそれは瞬間的なパワーでしかない。
薪ストーブ選択基準は何処から判断すればよいのだろうね? 目安としては、某メーカーの定格出力算出表がある程度の目安になると思う。

外気温(℃) 建築A 建築B 建築C
高断熱 高断熱 中断熱
窓面積 普通 窓面積 大 窓面積 普通
風 普通 風 普通 風 強
5 0.020 0.030 0.045
0 0.030 0.040 0.060
-5 0.040 0.050 0.075
-10 0.050 0.060 0.090
-15 0.060 0.070 0.105
-20 0.070 0.080 0.120
この表にしても、とっても曖昧だけれど、無いよりはマシだね。
さてさてボクの住宅に照らし合わせてみるとどうなる? 中断熱、風も比較的強い地域だから建築Cになる。 外気温は一番寒い時期の平均的なものを基準として−5度とする。
面積(u)×係数=kW という単純な計算式だから、
47u×0.075=3.525kW ということになるね。
定格出力でこの数字ということになると、我家のアンコールは最大出力13.7kWだから、ヨーロッパストーブカタログから勝手に勘案して定格出力になおすと、およそ5割程度と思われるから6.85kWとなる。 この計算からだととっても暑い家になってしまう(笑) しかし、実際にはシーズン焚き始めや厳冬期前後を除いて暑すぎるということは殆ど無い。 恐らくは吹き抜けから上階へ逃げている分と、リビング入口を殆どオープンにしている所為じゃないかなと思う。 

最大ではなくて定格出力の表記がされているカタログの方が選択時に少しはマシかな(笑) いずれにしてもカタログスペックだけでチョイスするのは無理があるかも知れないね。 ぎりぎりではなくてある程度余裕があった方が使いやすいかも知れない。 少なくともボクの経験上、大は小をある程度兼ねると思われる。
ただ、だからといって大き過ぎるものも困ってしまう。 チョット焚いただけで暑くてしょうがないようじゃ意味が無い。 ストーブの能力を引き出すことも出来ないし、室温のコントロールも大変だよね。 ほどほどに余裕のある大きさのものをチョイスするのがベストかも・・・

薪ストーブの灰は溜めて溜めて保温力アップ、そして溢れた分は畑や庭に撒くのだ! 06/01/24

薪ストーブの灰受け皿、ボクはここに溜まった灰を1シーズン捨てることをしない。 シーズン初め、焚き始めの頃なんて、早く溜まれ溜まれと切望、喜んで溜め込んでいるものなのだ。 それは溜まらないと燃費が悪いからだ。 薪ストーブの取扱説明書には、灰受け皿をこまめに掃除、灰の処理を促す記述があるけれど、ボクには関係ない(笑) 灰受けが一杯になって炉室にもたくさん溜まって、そこで初めて少しだけ灰を処分するといった感じかな。
ただこれはストーブの特性によって勝手が違ってくるから気をつけて! アンコールはそういう溜め方が最適なんだけれど、ヨツールのF100はちょっと具合が悪いのだ。 コイツは灰受けの下からもエアーを取り入れていて、特に焚付時にこのエアーが使えないと苦労することがしばしば。

さてさてそんな灰だけど、ただ捨ててしまうのは勿体ない。 ボクは畑に撒いたり庭に撒いたりしている。
何てったって、昔むか〜し、花咲か爺さんは、灰を撒いて枯れ木に花を咲かせたんだぞー(笑)
それと春の山菜、そう、蕨や筍のあく抜きにもサイコーだよね。


バイオマス燃料はCO2排出ゼロなのだ!
数億年もの間、地球の奥深くに閉じ込められた炭素を、何でわざわざ掘り起こして燃やすのだろうねぇ〜
自然のサイクル・・・ 樹木は空中から二酸化炭素を吸収し、酸素を供給してくれているけれど、やがて老木となり朽ち果てて、森で腐敗して微生物に分解されて結局は炭酸ガスを放出するものなのだ!
だけど、適切な時期に伐られ薪に処理されて、暖房や調理のために燃やされてきたサイクル、炭素は空気中に再び放出されるけれど、このサイクルは大気の炭素を増やすことなく、永遠に繰り返されてきたものなのさー
薪を焚くということ、それはつまり、地球の温暖化、炭酸ガス排出のネット値の安定・縮小になる訳なのだ。



ディープであやしくイカレタ?話題なら・・・ 知らせたいけどそう易々とは知られたくないような、薪ストーブの裏話的なそんな話題はこちらで充実しましょう(笑)


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